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カレンデュラの苗を薬草園に植えました





びわの葉、びわの種、よもぎetc
チンクチャーやオイル漬けがあると
いざという時に安心



今の私にフィットする三種の神器
びわの葉化粧水
カレンデュラジェル、クリーム

診療室便り Vol.28



Vol.27 2016/4月報


2年程気に入って使用していた某化粧品メーカーの化粧水に
今月に入って突然アレルギー反応が起き
目の周り、頬が真っ赤に腫れて水泡ができ
特に目の周りがカサカサし痒いという状態になりました

2月頃から目の周りが赤く腫れては治る、ということを繰り返し
なんだか変だなぁと思いながら様子を見ていたのですが
今月になってはっきりとその原因は化粧水にあったと判明したので
しばらくお休みしていた化粧水作りを再開しました
材料は自家製びわの葉チンクチャー、精製水、植物性グリセリン
肌荒れがひどかったので、特別にカレンデュラチンクチャーを数滴加え
保湿はカレンデュラジェル、かさかさする目の周りにはカレンデュラクリームを使用しました

カレンデュラはキク科の植物で
ビタミンA、サポニン、フラボノイド、ステロイド化合物が含まれるので
傷の治癒を促進し、血液を浄化する働きがあり
ホメオパシーのレメディでは傷のNo.1レメディとして知られています
また12Cのヨーロッパの薬草書によると
カレンデュラを見ただけで気分が良くなりこころが癒される、と書かれてあるそうで
肉体だけでななく、こころの傷も癒してくれる薬草として位置づけられています

そしてホメオパシーのお手当として
アレルギー反応によいミツバチのレメディ「Apis.」を選びました
丸2日で肌の赤み腫れは引き、長引いていた目のまわりの肌荒れもすっかり良くなりました

東洋医学では春は肝、胆が働く季節とされています
肝は目につながると考えられており
そのため春は目に関する不調が出やすくなります(花粉症の痒み、充血、眼精疲労etc)
また胆経は身体の側面を流れ、頭部では頬、こめかみ、側頭部などが影響を受けます
2月から続いていた目のまわりが赤く腫れ痒くてカサカサするという症状
化粧水でアレルギー反応を起こしたのは頬、目のまわりが中心だった、ということを踏まえると
初春から肝・胆がバランスを崩し、気が頭部へ上昇していたと考えられます
鍼治療として肝経の太衝、曲泉などのつぼに鍼をし
一連のトラブルの根本原因である肝胆のバランスを整えました

余談になりますが
数日後、実家の母から庭仕事の最中にムカデに刺されたと連絡がありました
実家にはレメディキットを置いているので、虫刺されの「Apis.」をすぐ摂るよう伝え
びわの葉チンクチャーを持って実家へ帰り、傷口に湿布をして様子を見たところ
腫れてジンジン痛んでいた指が数時間後には治まり、病院へは行かずに事なきを得ました

症状は違えど同じタイミングでびわの葉とApis.に助けられるとは
親子の縁の深さを感じた出来事です

2016.4.26