古代中国の人々は黄河を中心とし
東を「木」、西を「金」、南を「火」、北を「水」、中央を「土」の五つの性質に分類しました
西「金」に対応するのが五臓では「肺」となります
自然界の気が地へ下降する秋を支配し
一日では西日が傾く夕暮れ時に「肺」が活発に働きます
「金」は「収斂作用」を持ち、ものごとが固まり実を結ぶことを意味します
つまり「秋」は春夏に上昇していた気が大地へかえり、実りの季節となるわけです
「肺」は「相傅の官」と呼ばれ、五臓の中で国王に位置する「心」を補佐し
また「治節」を治めるとされ、秩序を保つはたらきを担っています
ひとのからだで秩序を保つことが大切な循環器系のリズム
「呼吸」と「心臓」のはたらきに深く関係しているとされています
2014.11.5